定数値の変更方法

 10進のカウンタなど、特定の閾値との大小関係によって動作を切り替える場面が多く数多く出てきます。マルチブロックで定数を発生させることも可能ですが、ブロックを有効に活用するため、ベースボードに3ch独立に値を設定できる8bit幅の定数発生器を搭載しました。この設定方法を説明します。

 

定数はベースボードのC1,C2,C3と記載のある個所から出力されています。例えばC1の出力を直接DHにつなげると定数値が数値表示器に表示されます(図では01)。

C2の出力を同様に表示してみます(図では02)。

白ボタンを2回押すと、定数値C1設定変更モードになります(DHがc1)。DL側が現在の設定値01を示しています。表示は16進数表示で00からFFまでです。

赤ボタンを押すと1増加、黒ボタンを押すと1減少します。ボタンを長押しするとリピート動作になります。ここでは2Aになるまで赤ボタンを押してみます。この値は十進で42に相当します。

この状態から白ボタンを1回押すと定数C2設定変更モードになります。DHはc2でDLは02と表示されます。

C1設定変更と同じように黒ボタンおよび赤ボタンを押して設定値を変更します。ここでは3B(10進表示で59)に設定します。

これでC1とC2の値は変更されていますが、白ボタンを長押ししてフラッシュメモリに記憶しておきます。

いったん電源をOFFして再度ONします。定数値が書き換わっているかを確認してみます。接続ブロックでC1の出力をDHに入力します。先ほど設定した42という値が表示されます(数値表示器が10進数表記の場合)。もちろん16進表示モードならば2Aと表示されます。

続いてC2の出力を接続ブロックを用いてDHに接続します。先ほど設定した59という値が表示されます(数値表示器が10進数表記の阿合)。もちろん16進表示モーででは3Bと表示されます。C3も同様に設定が可能です。